レースは数多くのオフィシャルが、安全で円滑な競技運営を支えています。
そのオフィシャルとして活躍しているのがSCCNのクラブメンバー。
活躍の場はクラブ主催レースから全日本選手権、さらには自動車レースの最高峰であるフォーミュラワン(F1)まで幅広く、サーキット内で様々な役務についています。
ここではレースオフィシャルの役務と、サーキットフィールドで活躍するSCCNクラブメンバーをご紹介します。
| ■コース委員 | |
| 走行する車両を監視し、安全を常に確保するコース委員。 コースサイドに何カ所か設けられた”監視ポスト”に走行中は常駐し、路面の状態や走行する車両の状態を見ています。 走行するドライバーに対してシグナルフラッグを必要に応じて提示するのが大きな役割。言葉は交わしませんが、ドライバーとの確実なコミュニケーションが求められます。 万一のアクシデントが発生した場合はいち早く現場に駆けつけて対応したり、汚れた路面を走行インターバルの時間で清掃したりと、安全なレース運営の要とも言えるポジションです。 レースの象徴であるチェッカーフラッグを振るチーフフラッグマーシャルも、コース委員の一員であると言えます。 | |
| ■技術委員 | |
| 参加するレース車両が規則に合致したものかをチェックするのが技術委員。サーキット内の「車検場」を本拠地として活動します。 レース開始前に全参加車両が受ける公式車両検査で、改造範囲や車両重量が規定を満たしているかを検査。 そしてレース終了後に行なう検査で再び規則への適合を検査確認します。 技術委員は自動車の構造や仕組み、最新の規則に精通している必要があります。 | |
| ■計時委員 | |
| 走行する車両タイム計測を行なうのが計時委員。 コントロールタワーの中に専用の部屋が設けられており、そこが活動場所となります。 走行タイムの計測は各サーキットに設置されている計測システムで行います。計時委員はそれぞれが役割を分担し、最終的に結果表(リザルト)の制作を行なっています。 競技結果の制作という重要な役務を担っており、システム運用のためにコンピューターの操作知識も必要になってくる場合があります。 | |
| ■救急委員 | |
| 万一のアクシデントに備えて待機しているのが救急委員。 コースサイドに設けられたレスキューステーションやファイアーステーションに待機して、アクシデント発生時には管制の指示を受けて対応しています。 役務としては負傷者の救護、メディカルセンターへの搬送といった人命救助、事故やトラブルで動けなくなった車両の救出搬送、火災の消火など。 限られた時間の中でのトラブル車両レスキューや、事故発生時の人命救助など、知識と経験が求められるセクションです。 | |
| ■ピット・グリッド委員 | |
| その名の通り、各チームのピットやスターティンググリッドを管理するのが役務。 スタート時のグリッド整列誘導や、フライングスタート違反のチェックを行いレースのスタートを迎えます。 競技中は担当するチームのピットを管理し、ピットイン/アウトやピットでの作業内容をチェック。作業中の違反が無いかを監視したり、安全の確保に務めています。 | |
| ■パドック委員 | |
| パドックエリア全体を管理するのがパドック委員。 緊急車両やレース参加車両の導線を確保したり、パドック内での事故を防止するための管理を行ないます。 パドック内は競技車両、チーム関係者の車両、オフィシャルカーなどが行き交い、一般のファンも入場するので、常に安全確保のために広いパドックを駆け回っています。 | |
| ■大会事務局員 | |
| 競技参加者にとっての窓口が大会事務局。 その役務内容は幅広く、参加受付、公式通知の発行、各種事務手続きなど競技運営の全般にわたります。 また、参加者と運営オフィシャルの両方が安全・円滑にレース参加・運営を出来るように事前準備などを行ないます。 事務局を束ねる事務局長は、競技運営の最高責任者である競技長の補佐役もつとめています。 | |
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